平成23年(2011年)の午後2時46分、三陸沖約130km付近、深さ24kmを震源地とするマグニチュード9.0、宮城県栗原市で最大震度7の大型地震が発生した東日本大震災は、地震の後に襲ってきた津波によっても、とても大きな被害をもたらしました。
津波の高さは福島県相馬で9.3m以上、岩手県宮古で8.5m以上、大船渡で8.0m以上、宮城県石巻市鮎川で8.6m以上が観測されており、宮城県女川漁港に関しては14.8mの津波の痕跡が確認されております。
また津波による浸水範囲面積は、合計約561k㎡だそうで、これは山手線の内側の面積の約9倍の広さなのだそうです。
これにより多くの人的、建物等の被害が生じた訳ですが、今回ご紹介するのは、国道45号線岩手県下閉伊郡山田町大沢上りに設置されたカメラからの動画で、走行する車の目の前をまさに今津波が押し寄せてくる映像が映し出されています。
この状況下に運転していたドライバーの人達に多くの海外の方がコメントしていましたのでその一部をご紹介します。
引用元:■
海外の反応
■ これ見て理不尽なほど腹が立ったよ!
■ うわー、最後の車、みんなよりさらに近寄ってる……何考えてるんだ!大惨事の一歩手前じゃないか。
■ 故郷を破壊されたんだから、もう災難としか言いようがない。
■ ちなみに、2万人以上の人が亡くなっています。
■ この間ある日本人女性と話していた。
大丈夫ですかと聞いた後の最後のメッセージは、「私の人生は今、地獄のようです 」でした。
彼女は地震で家族を失ったと、カタコトの英語で言っていた。
時々彼女のことを思い出しては、また元気になってほしいと願っています。
■ 津波の前で3点ターン!?
■ 車が奇麗に3点曲がるのを見て、この状況で自動運転中のテスラはどうするんだろうとふと考えてしまった。
□ 猛スピード!でしょ。
□ 事故の直前に自動操縦を停止させるので、会社には責任がないんだよ。
■ 最後の車、やばいな。
「誰が道路に家を置いたんだ!くそったれ」って聞こえてくるよ。
■ 最後の黒い車に乗ってた人は、きっとレンガをぶちまけてたんだろうな。
■ 自然の恐ろしさを思い知らされた。
■ オーマイガー!あの車たちは、ダメだったんだろうか?それともうまくいったのかな?
■ 日本はあれだけ予防策をとっているのに、自然災害は最悪だ……。日本での災害を見るたびに、世界の終わりのような感じがするんだ。
■ おそらく、さらに先の家族のことを考え、引き返すという難しい決断をしたのでしょう。
■ こんな状況であんな綺麗なターンをするのはきっと公共物を壊したくないと思っていたからだろう。
■ 非常事態の時に、脳は時として時間をかけて反応することがあるんだよ。
■ うん……ゴーゴーゴー!!って叫びながら見てた。
■ 形はバンのようだが、おそらくマイクロカー、つまり660cc以下の小型エンジンであろう。これだったら洪水でも簡単に持ってかれるだろう。
■ 道路を走っていたら、家がこっちの方に浮いて近づいてくる。「あれ、おかしいな」と。それから、「やばい!やばい!ここから逃げなきゃ。」ってね。
本当に怖かったと思います。
■ 日本語の先生はご両親と連絡が取れず、その日の授業中もただただ泣いていました。幸いにも彼女の両親は無事でしたがとても気まずかったよ。
■ あのカメラは何に取り付けてあったんだ?家にぶつかったのに まだ立ってるのか?
■ 最後の人は、よくあの状況で冷静に対処出来るよね。私なら諦めるかパニックになると思う。
■ 仕事を終えて家に帰ろうとしてたら、道路を登ってくる自分の家が目に入る訳だろ。
■ 「クソ クソ クソ」 「クソ クソ」 「クソ」
■ 最後の車の旋回の凄さにやられました。
■ 私は科学者でも何でもありませんが、これは地震には見えませんね。
■ 雪崩のように見えるけど、どうなんだろう?
■ 静かでいい街だったようですね。
■ 日本に行きたいと思っても、これを見ると怖くていけないですね
■ なんて恐ろしいんだ。
■ 黒いバンを運転している人に私の元気球をあげたい。
■ 道路を走っていて、家屋や建物がこちらに向かって浮かび上がってくるのは、本当にシュールな体験だったでしょうね。
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この状況で冷静に運転されているのは凄いなと感心させられましたね。
まるで映画のワンシーンを目の前で見せられているようなものですもんね。
もしかすると、これはあくまで推測ですが、先にターンした車が後の車に何か危険サインを送っていたからスムーズに行えたのかもしれませんね。
海外の方も誰もこんなの望んでいない訳ですし、最後に二度とこのような災害がない事を祈って終わりにしたいと思います。
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