日本の家庭などでよく見られるコンクリートブロック塀。それは地震大国である日本の風土に合わせた、独自の技術で作られています。
まず、ブロックを積み上げる前に、地面をしっかり固めるための基礎作りが大切です。そして、ブロックを積み重ねる際には、水平器を使って、壁がまっすぐになるように丁寧に作業を進めます。さらに、ブロックの中に鉄筋を埋め込むことで、地震が来ても倒壊しにくいように補強しているのです。一つ一つのブロックを丁寧に積み重ねていくことで、丈夫な壁ができあがります。
さて、この日本の職人技、実は海外でも注目されていました。特にトルコでは、日本のコンクリートブロック塀の動画がバズったみたいで、日本に行ったトルコ人が、日本のブロック塀の施工の丁寧さに驚き、「日本の壁職人は、3つの水平器で壁がまっすぐか確認している。この壁が倒れることなんてあるのか!」とSNSで紹介していました。
トルコでは、レンガを交互に積み重ねる伝統的な工法が一般的です。日本のコンクリートブロックは型に流し込んで作られる人工的な素材ですが、トルコのレンガは自然の素材で作られています。また、日本のブロック塀はモルタルを使ってブロック同士を接着しますが、トルコのレンガ積みはレンガ同士を積み重ねるだけの乾式工法の場合もあります。
この日本の職人さんの作業を自国と照らし合わせて、様々な意見が寄せられていましたのでその一部をご紹介します。
海外の反応
🙂 なんでレンガの継ぎ目がみんな同じ位置にあるんだ?
🙂 この並びでは、壁のつなぎ目がない。倒れるんじゃね?
🙂 何か歪みが出たら、壁が倒れて、悲しみで自殺するよ。
🙂 壁は倒れるよ、だって間違ったやり方で積んでるんだから。
🙂 間違った積み方だね。父は壁職人だったけど、レンガは交互に来ないとダメだ。そうじゃないと、いつかガタッと崩れるよ。
🙂 うちの職人たちはそんなもの必要ないんだ。たいていセメントすら必要ない。うちの作った壁は、神のご加護があれば倒れないよ!
🙂 日本人は正しいやり方を知ってるだろうね。
🙂 ブロックの中にある鉄の棒が見えるかい?
🙂 鉄筋とコンクリートが中に入ってるから、どこにも倒れないよ。
🙂 君は斜めに積んで強くなると信じてるけど、震度5の地震で崩れ落ちる。あっちはまっすぐ積んで鉄筋を通してコンクリートを流し込むから、震度7の地震でも壁掛けのテレビを途切れなく見続けられるんだ。神様、僕らは頑丈さについて語る最後の人間だよ。
🙂 3つの水平器を使うのはただの初心者だからだよ。
🙂 すべて分かったつもりでいるな。レンガをよく見ろ、鍵付きレンガだよ。
🙂 後からドアを開けるのが簡単になるよね。いいじゃん。
🙂 チリでも使われてるよ。こっちはマグニチュード8.5や9.0の地震があるけど、何も起きないんだ。
🙂 昔は水平器なんてなかったんだろ。千年ものの城や橋がまだ立ってるよ。
🙂 うちの連中なら、この時間で1列積んでるよ。
🙂 うちの職人は適当に作って自分を職人だと思ってる。
🙂 これは新人だと思うよ。糸を引いたんだから、水平器なんていらないだろ?
🙂 彼らはちゃんとやってるよ。
🙂 一言でいうと労働倫理だね。
🙂 労働倫理は、人の誇りだよ。どんな仕事であろうとね。
🙂 鉄筋を入れたとしても、ずらして積むべきだったね。これじゃ間違った仕事だ。偉そうなことを言う前に、ちゃんと調べるんだな。
🙂 うちならもう壁は完成してるよ。
🙂 うちの連中は材料を盗むんだよな。
🙂 うちの職人は「俺の目が水平器だ」って言うよ。
🙂 その壁は6か月かかっても完成しないだろうね。
🙂 彼らはどんな仕事も真剣にやるんだ。
🙂 うちの職人は目分量でやって、5メートルの距離で5センチのずれがあるんだよな。
🙂 彼らは「遅くても強固に」って言うよ。
🙂 彼らの仕事、人生、そして本質には「倫理」という美徳がしっかり根付いてるんだよ。
🙂 なんて繊細な仕事なんだ!
🙂 これが普通じゃないのか?
🙂 座ってポップコーン片手に見守ればよかったな。
🙂 正しい人は正しい仕事をする。そして正しい仕事は正しい人を示す。トルコでは何が正しく行われている?何もないよ。世界は見ているが、残念だ。2024年、トルコ共和国の100周年に。
🙂 このレンガの積み方が間違っているのは私だけが思ってるのか、それとも他にも同じように考えてる人がいる?最初の一撃で倒れるよ、この壁は。
🙂 完全に間違った積み方をしてるね。そこにいたら介入してただろう。長い距離の垂直を確認するためには、水平器ではなく、水平に張った糸を使うんだ。それに、レンガはずらして積む必要があるよ。何でも褒めればいいってもんじゃない。
🙂 うちには仕事の倫理なんて残っていない。周りは給料をもらって寝ていたいバカばかりだ。雇い主は材料をけちり、労働者はその材料を無駄にする。うちの職人たちはセメントをペタッとつけて、レンガを乗せて終わり。歪んでようが気にしない。それで仕事は延々と引き延ばされる…。
🙂 水平器1つで十分だよ。どの方向もチェックできるし、水平器は壁の頑丈さとは無関係で、ただの真っすぐさを確認する道具だ。それに、ヘルメットの色にはヒエラルキーがあるけど、それは労働者や職人の色じゃないんだ。
🙂 冗談みたいだけど、本当に驚いたよ。「日本の仕事」って言葉が無駄じゃないんだな。日本の職人たちは、最もシンプルな壁の作業ですら0ミスでやり遂げる。彼らは、他の国よりもはるかに高い生活水準とライフスタイルを持っているんだ。
🙂 それにヘルメットまでかぶってるね。
🙂 彼は職人じゃないね。見習いにもなれないよ。レンガは組み合わせるべきで、ただ一列に積んだだけじゃ意味がないんだ。水平器なんか使う必要はない。2本の糸を使えば十分だよ。
🙂 もしこの積み方をしたら、うちではまずレンガ職人の親方が水平器を押し込んでくるだろうね。そして給料から天引きされるよ。
🙂 どんな職人も、レンガをそのまま重ねない。レンガを交互に組むべきだ。褒めていた職人はダメだったね。3つどころか33個の水平器を使っても無駄だよ。
🙂 何も知らない人が壁を積んでいるよ。見習いでももっと上手に積める。うちの人々は「日本」と聞くとすぐに飛びつくけど、この壁なら映画のセットにしか使えないよ。
🙂 すべてのレンガに水平器を当てていたら、いつまで経っても仕事が終わらないね 😂 さっさと壁を積んでしまえ。どうせ誰も文句を言わないんだから。
🙂 この壁が倒れると思うか?いや、倒れないだろう。彼らは工事の初心者じゃないんだ。9の震度の地震でも倒れない理由は、使われている材料や施工者、工事の最後まで厳しい監督が入っているからなんだよ。
🙂 「時間が経てば落ち着く」って技術は、彼らにはまだ伝わっていないみたいだね… 😄
🙂 建物がなぜ震度9.1の地震に耐えられるのかがわかるね。共振の影響を減らすための振動の法則なんだ。
🙂 日本のパートナーと6年間働いていたエンジニアのコメントも追加しておこう。「太鼓の音は遠くから聞くと心地よい」ってね。
🙂 うちの職人たちは、仕事を早く終わらせることを誇りに思ってるけど、最終的に製品が歪んでるんだよ。
🙂 世界の反対側まで行って、観光する場所がたくさんあるのに、工事現場を見てるんだな。
🙂 それはさておき、彼らが使っているセメントを見てみろよ。うちじゃ一回分のセメントを半分くらいしか使わない。ここじゃたっぷり使っている。違いはそこにあるんだ。
🙂 彼らが使ってる材料も違うんだよ。うちじゃ手に持ったらすぐ崩れるようなレンガを使ってるんだから。
🙂 うちでは壁職人のミスを左官が隠すんだよ。
コメントは以上になります。
確かに日本は地震大国なので、建物は地震に強いことが求められますね。コンクリートブロック塀も例外ではなく、地震が来ても倒壊しにくいように、様々な工夫がされていて、例えば、地震の揺れを吸収するような構造にしたり、ブロックとブロックの間の隙間を丁寧に埋めることで、壁全体が一体となって地震の力を分散させるように設計されているそうです。
国によってこんなにも違いがあるのかと、今回はなかなか面白い回だったなと楽しませてもらいました。
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