韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が12月3日深夜、突如として「非常戒厳」を宣言し、国会や政治活動、メディアの統制を含む広範な規制を発表しました。この動きは韓国国内のみならず、国際社会にも波紋を広げ、日本にも大きな注目を集める事態となっています。
尹大統領は、韓国国内における「反国家勢力の脅威」への対抗を理由に、軍事的統制が必要だと主張。非常戒厳は翌4日未明から韓国全土で施行され、国会や地方議会の活動停止、フェイクニュースの取り締まり、メディアの統制、集会やストライキの禁止などを含む厳しい規制が布告されました。
さらに、違反者に対しては令状なしでの逮捕や捜索が可能とされるなど、民主的な価値観を揺るがす内容が含まれており、市民から大きな反発を招きました。
これを受けて、韓国国会は即座に非常戒厳の解除を求める決議案を全会一致で可決。その数時間後、尹大統領は戒厳令の解除を発表しました。この間、ソウル市内では抗議デモが行われ、「戒厳令反対」「独裁打倒」の声が上がり、警察とのもみ合いが発生するなど混乱が続きました。
一方で、非常戒厳の背景には、尹大統領が最大野党「共に民主党」による予算案への合意を得られず、政権運営が停滞していたことがあるとされています。今回の非常戒厳の発表は、この政治的行き詰まりへの対応としても批判されています。
非常戒厳の発表は韓国経済にも影響を与え、ウォンは一時、1ドル＝1440ウォン台まで急落。株式市場でも主要銘柄に売り注文が殺到し、韓国の代表的な株価指数KOSPIは一時2.3%の大幅下落を記録しました。戒厳令解除後も市場は不安定な状態が続き、政治的混乱が経済に与える影響が懸念されています。
この動きを受け、日本政府も迅速に対応しました。石破茂総理大臣は4日朝、「韓国の安定は地域の平和と安全にとって極めて重要である」と述べ、現地の在留邦人に対する安全確保に万全を期すと強調しました。外務省は領事メールを通じて注意喚起を行い、現地の状況を詳細に把握するための対応を進めています。
また、日本政府内では非常戒厳が短期間で解除されたものの、韓国国内の混乱が続く可能性があるとして、慎重に事態を注視する姿勢を見せています。さらに、年明けに予定されている石破総理の訪韓スケジュールについても、影響が及ぶ可能性が指摘されています。
アメリカのブリンケン国務長官は、尹大統領が非常戒厳を解除したことを歓迎し、米韓同盟の重要性を改めて強調しました。一方で、国際社会からは「民主主義に逆行する動き」との懸念の声も上がっています。
最大野党「共に民主党」を含む6つの野党は、非常戒厳の発表が憲法違反であるとして、大統領弾劾訴追案を国会に提出しました。この弾劾案は6～7日の間に採決が行われる予定で、可決されれば尹大統領の職務は一時停止されます。その後、憲法裁判所が180日以内に弾劾の妥当性を判断することになります。
韓国で非常戒厳が発令されるのは1980年以来44年ぶりのことであり、その背景や手続きには過去の事例との類似点が見られます。2004年の盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領や2016年の朴槿恵（パク・クネ）大統領の弾劾劇を彷彿とさせる状況に、国民の不安と警戒感が高まっています。
今回の非常戒厳の発表とその後の解除までの一連の動きは、韓国国内で深刻な政治的混乱を引き起こし、今後の尹大統領の行方や北東アジア全体の情勢に大きな影響を与える可能性があります。韓国市民の間では、「軍事力で政治を統制する行為は許されない」という批判の声が強まっており、戒厳令の発表は民主主義の後退と受け止められています。一方で、この混乱が日韓関係や地域の安全保障に与える影響も注視されています。今回のことについて、SNSでも世界中で話題になっていますのでコメントの一部をご紹介します。
海外の反応
■ 戒厳令は、どの政党が権力を持っていようと、政治的な手段として使われてはならない。これは暗黒の独裁政権の始まりだ。韓国、安全に、そして賢明に！ 北の連中のようになるな！
■ アメリカのための予行演習だ。寡頭支配者が何を達成できるか、誰が共犯者になるかを試す実験のように見える。メディアが加担することは間違いない。ハンター・バイデンの恩赦などの雰囲気が、まさにそれを物語っている。
■ 銃が禁止されている韓国で、彼らは銃を使わずに政府を取り戻している……。どの共和党員も不安そうで、その理由が気になってならない。
■ 正しい側はどっちなんだ？ 何が起こっているのか、さっぱり分からない。
■ 彼らは自分たちの本性を晒けだした。真面目な民主主義国家ではない。大統領が法案を通せないからといって、戒厳令を発令するなんてね。今すぐ、われわれの軍隊を合衆国に連れ帰るとしよう。
■ 兵士たちの行動が見て取れる。彼らは本当にそこにいたくなかった。のんびりと歩き、ガラスも割らない。
■ 兵士たちは単に形式的に仕事をしているふりをし、命令に従っていることを示すためにそこにいただけだと思う。本当にやりたかったら、簡単に国会に侵入して武力で逮捕できたはず。でも彼らは「ああ、みんな邪魔してくれ」といった感じだった。
■ 兵士たちは、軍が再び「光州事件」によって汚名を着せられることを望まなかった。
■ 明らかに侵入する意図はなかっただろ。
■ アメリカではないんだから、驚く理由が分からない…。そして兵士たちは明らかにそこにいたくなかった。真夜中に兵舎から呼び出された新兵たちで、ただベッドに戻りたかっただけだろう。
■ 彼らは都市内の民間人やVIPをテロリストから守ることを目的とした特殊戦術部隊のようだ。しかし、上から間違った命令を受けてしまった。
■ これが韓国版の1月6日事件なのか？
■ 兵士たちをよく見てほしい。彼らは全く試みなかった。前方の兵士は実際にドアを後ろに押し、他の兵士に武器を下ろすよう合図した。
■ 武装していたのに弾薬がなかったというのは面白い。彼らはこれがショーだと分かっていた。
■ 韓国国会と会談した経験から、韓国軍の行動を断固として非難します。市民はこのように扱われるべきではありません！ 忌まわしい！
■ 北朝鮮に再び加わろうとしているのか？ 戒厳令を敷くことは、まさに北朝鮮がとる行動そのものだ。
■ アメリカでこれが起こっていないことに、私たちは幸運を感じざるを得ません。
■ カマラが勝っていたら、これがアメリカになっていたでしょう。これは面白い。
韓国大統領は北朝鮮を非常に恐れているので、キム・ジョンウンそっくりになりたいのです。
■ 韓国国会は共産主義と北朝鮮に共感的だ。
■ これが起こるのは、人々が政府に武装解除させるときだけだ。アメリカよ、この教訓を学べ！より多くの銃と弾薬を買い、決して手放すな！
■ 韓国は、危機下での民主主義について世界に素晴らしい教訓を与えました。国会議員が柵を乗り越え、人々の力が勝利し、軍が後退する様子。歴史の教科書は、このエピソードを愛するでしょう。🇰🇷
■ 韓国の人々に乾杯！
そして、自国の市民に対して暴力的に行動しなかった韓国軍に乾杯！ ☝️
■ つまり、北朝鮮支持派が勝利したということなのか？それは良い考えとは思えないなぁ。
■ 極右に支持された大統領の支持率が20％を下回った時、大統領にはまだ最後の切り札が残されています。これが彼の最後の一手かもしれません。
■ アメリカの1月6日の国会議事堂襲撃とは正反対です。国会議員が自分たちの建物に乱入したのは、何かを成し遂げるためでした。
■ はっきりさせてください。世界中で選挙を盗んだと言われる左派支配の国会が、韓国を共産主義的左派国家に変えようと陰謀を企んでいる。そこで右派大統領が彼らを追及し、修正しようとしたのに、彼らは許さないのですか？そういうことですか？
■ 市民は軍と握手し、抱き合い、誰も傷つけず、市民に対して致命的な攻撃兵器を使用しなかったことに感謝していました。これらの軍は我々の息子であり、兄弟です。1970年代と80年代の独裁、大量虐殺、暴力的な学生デモから、辛い経験を通じて学んできたのです。
■ 一つの政党が武装勢力や警察力を支配できるという概念全体を廃止する必要があります！これらの部隊は個人的な警護者ではありません！全ての訓練を受けたのは、誰かの地位に上り詰めた人物を守るためではないのです。
■ これらは自分の仕事を理解している国会議員だ。「アフリカの巨人」と呼ばれる国に存在する、色あせた連中とは違う。軍もまた、自分たちの境界線内に留まっていた。素晴らしい。
■ キリスト教徒の韓国人で、イエス・キリストを通して分別を持つ人は、本当に何が起こっているのか説明できますか？プロパガンダが高く、陰謀論が最終的に隠された真実になることもあるアメリカにいる私には。
■ もうすぐDJTにノーベル賞を与えるでしょう。私たちの偉大で民主的なフランスのメディアは、おそらくこれをクーデターと呼び、V・プーチンが背後にいると主張するでしょう！
■ 私が見ているのは、権力者がXRPに乗り遅れたか、株式取引を超えるXRPの取引に腹を立てているということだけです。市民のパニックを引き起こし、全員が投資を清算し始めるようにすれば、安いXRPを手に入れる最高の方法は何でしょうか。
■ 数年前から、この韓国大統領が駄目な人間だと心の奥底から知っていました。おそらく、〇フィアと関わっている人でしょう。国会は徹底的に彼を調査すべきです！
■ 民主主義の回復について話したがっているが、本当にそうではない。この男はまだ軍の力を持っている。彼が自国民と戦争を始めることを決めたら、どうなるのか？つまり、北朝鮮2.0？？？
■ なぜ？韓国の戒厳令の歴史や、詳細は見てきましたが、彼が弾劾されると思った理由を説明する記事は一つもありません。「悪党」に対する彼の主張とは何か。そして、韓国大統領に対する彼らの主張は何なのか。
■ 政治において、誠実な民主主義的精神を持つ政治家を持つ国であれば、何でも可能です。
■ さあ、野党が現職大統領を職務から追い出そうとしている法的攻撃について教えてください。主要野党は北朝鮮に共感する左派同調者です。その部分は報道しましたか？
■ 先進民主主義国や中南米では、議会が戒厳令を有効にするために批准する必要があり、議会によって解除することもできます。裁判所も解除できます。もちろん、韓国のように、行政府は合法的なクーデターを起こし、布告を再度発令することもできます。
■ 韓国の戒厳令（2024-2024）
■ これは史上最も短い戒厳令だったのか？
■ ほとんどの韓国人はその間中眠っていた！
■ まあ、彼の再選の可能性は消えましたね。
■ その動きは、偉大な指導者キム・ジョンウンが国境を越えて貧しい兄弟姉妹に水と毛布を届けるため、50万の兵士を送ろうとしていた矢先に起こりました。
■ それだけ？何だって？下院が反対投票した場合の予備プランもないのか？ただ戒厳令を発表して、最善を願っているだけなのか？何てバカな奴なんだ。
■ なんて素晴らしい手本だ。腐敗を取り除き、システムをリセットするためにのみ戒厳令を宣言した。ブラジルに必要なものだ。
■ 手術で麻酔をかけられて、目覚めたら全てがこんな風に起こっていたなんて想像してみて 😭
■ さあ、もし北朝鮮との戦争が始まれば、彼は「言っておいたでしょう」と言えるでしょう。すぐに韓国を守る責任はなくなりますからね。彼が正しくないことを願っているが。
■ 狂った数時間だった。
■ 彼は本当に戒厳令を宣言できるか試してみたかっただけなんじゃないか？！ 🤣
■ 史上最も短いクーデターだ。その腐敗した男は、自分の腐敗した政党と自身への調査を防ごうとした。野党の圧倒的勝利で議会の過半数を失うのが気に入らなかったんだ。
■ 次の発表はこうなるだろう：冗談だった、みんな。冗談。さあ、しばらく姿を消すぞ、また会おう。
■ 彼はすぐに辞任させられ、そして裁判官に立たされることを願っているよ。
■ それは無意味だったのか？すでに支持率は低く、数時間の無意味な戒厳令を課した。自分の墓穴を掘っているんだ。
■ 政治的に生き残れないと思う。この判断ミスは彼に代償を払わせるだろう。相手が何をしても、彼は自分の大義にもっと大きな害を与えた。
■ 一体全体、韓国の戒厳令は何だったんだ。韓国はもう独裁者を受け入れない。尹大統領は正気を失った。
■ 素晴らしい仕事だ。民主主義の真骨頂。だからこそ我々は民主主義を愛しているんだ。
■ 韓国の尹錫悦大統領は、民主主義システムで権力を掴もうとした意図について調査されなければならない。
■ 重要な詳細を見逃している。国会が戒厳令下では無関係であるため、大統領が戒厳令を解除した唯一の理由は、彼自身の内閣が彼を支持することを拒否したからだ。軍は彼に忠誠を誓っていた。トランプのMAGAカルトは戒厳令を支持するだろう。彼らは洗脳されている。
■ 狂気だが、彼らがこれを成し遂げたことを嬉しく思う。理解できないのは、戒厳令下で議会セッションが禁止されることがどうして可能なのかということだ。
■ 戒厳令を引き起こしたのは何か？
■ 人々とソーシャルメディアの力だ。
■ 韓国の市民は、戒厳令や独裁政権の時代から遠く離れていない。彼らは二度とその時代に戻りたくない。
■ ちょっと待て。今や議事堂での抗議は民主主義のために正当なものだと？
■ たった6時間で全てが終わった！
■ 一部の人々（ソウルにいる韓国人）は、最初から最後まで当惑している。
（最近寒くなっているので、体調に気をつけて、善良な人々に良い休日を。🧏🏻♀️😉）
■ 最も注目すべきは、対立政党が大統領の弾劾に向けて前進していることだ。
■ 大統領は何をしようとしていたのか？彼の最終目標は何だったのか？
■ 民主党の李在明(イ・ジェミョン)のせいで、さらに大きな地獄が広がるだろう。目覚めよ。
■ 明らかに大統領の躊躇と愚かさだ。なぜ国会議事堂を無警備のままにしておくのか？結局のところ、非常事態宣言を無効にできるのはそれだけなのに。
■ 韓国は、中国が1989年6月4日に経験したものの韓国版を経験している。中国にいる人々よ、民主主義国家の人々が実際の統治者であることが今わかるだろう。中国は社会主義的理想を持ち、人民のために働いていると言うが、韓国は実際にそうしている。
■ 韓国の国会は、間違いなく、代表する人々の民主主義への信頼を回復し、世界中の国会が模範とすべき輝かしい模範となった。人々の利益が最優先されなければならない！
■ つまり、あなたもこの政権に満足していないということだね 😅🤣
■ ケニアでも同じことが起こった。唯一の違いは、私たちの国会が緊急開催し、軍を街路に配備することを承認しただけということだ。私たちは民主主義と呼んでいるが、私たちと民主主義の間にあるのは、選出され指名された指導者だけだ。
■ 同じパターン。政府に入れば愚かになり、政府から出れば賢くなる。私たちはあなたのものではない。
■ 戒厳令を敷くという韓国大統領の動きが裏目に出て、いまや弾劾に直面している。彼は何を考えていたのか？
■ 辞任と恥辱。その通りだ。最終的に彼らは刑務所に入るかもしれない。そうすべきだ。
■ 戒厳令を課すことは、国家安全保障を維持するための最後の手段としてのみ使用されるべき極端な措置であり、異論を抑圧したり、権力を強化したりするツールとしてはならない。
■ どんな考えだったんだ。埋もれた考え。中途半端な立場にとどまろうとしたのか。なんて恥ずかしい話だ。
■ 私も本当にそれが気になります。まず野党が国会法案の通過を阻止し、多くの改正案があるため、自分自身を餌にしてしまった…と言われていますが、一度どう展開するか見てみましょう。
■ 戒厳令を課すことは常に物議を醸す決定であり、その反発は明らかにどれほど強く反対されたかを示している。弾劾に直面することは、民主主義社会でこのような過激な措置をとるリスクを浮き彫りにする重大な結果だ。
■ 韓国は西洋社会とは違う。根拠のない告発は恥を招くこともあり自殺にもつながっている。年功序列に基づく、深く根ざした男性優位の社会。私は東アジアに興味があるだけで、表面をかすめているだけで、不完全な理解しかないことを認識している。
■ この男は本当に面白い。逃げ続けようとしていたものが、彼に襲いかかってくる。
■ どうやら、一人を除くすべての韓国大統領が、更迭、暗殺、または不名誉な状況で去り、刑務所に入っているようだ。これはすごい。
■ 彼は、これまでに地球上で最も愚かで非民主的な決定をしてきた西洋の無能な政治エリートの仲間入りをしようとしただけだ。彼の問題は、あまりにも行き過ぎたということだ。
■ 北朝鮮の意図について、彼を本当に怖がらせるような情報があったように思える。現在の北朝鮮よりも狂気の政権があっただろうか？韓国の人々は質問し、安全が確認されるまで戦い続ける準備をすべきだ。
■ 野党の大臣や検事を職から追放することで集団的犯罪指導者を救おうとする企てに対する、尹大統領の正当な行動…
■ 彼は何も考えていなかった。アメリカの承認なしに戒厳令を宣言することはできない。韓国は占領下にある。73の軍事基地、28,000の駐留軍。韓国は戦争や戒厳令をアメリカの承認なしに宣言できない。アメリカが戦争に突入すれば、韓国は完全にアメリカの管理下に置かれる 🇺🇸
■ カルマは恐ろしい。
■ 韓国のデモ隊が大統領官邸に向かってデモ行進している。
■ 南アフリカ人も、あのように団結できたらいいのに。
■ 韓国の通りは、大統領府に向けて行進する抗議者たちの叫びで響き渡っている。民衆の説明責任を求める声は、はっきりと力強く響き渡っている。
■ もはや北と南の区別はないから、ただ単に韓国と言えばいい。 🥲
■ 素晴らしい運動だ！！！！
韓国の人々に敬意を表す。
腐敗した政治家に国を支配させはしない！！！！
■ 主よ、私たちの祈りが別の国で叶えられています。いつ、私たちの祈りは叶うのでしょうか。 🙏 🙏
コメントは以上になります。
海外からも、この動きに対するさまざまな反応が寄せられていましたね。
まず、「戒厳令は民主主義国家では許されない」という意見が多く見られました。一部では「独裁政権の始まりではないか」との懸念も示され、「韓国が北朝鮮のような国家に戻ってしまうのではないか」との声も聞かれました。この指摘は、戒厳令下での国会活動停止やメディア統制が、市民の自由を著しく制限する行為であると問題視されています。
さらに、「尹大統領の決断の背景が疑わしい」とする声も多く、「本当に国防のためなのか、それとも政権の支持率低下への焦りからか」という分析も寄せられました。特に、戒厳令が短時間で解除されたことから、「尹大統領が自らの行動を正当化できなかった証拠ではないか」という指摘もあります。
「史上最短の戒厳令」と揶揄する声も少なくなく、SNSでは「わずか6時間の戒厳令に何の意味があったのか」と皮肉交じりに語られる場面もありました。一方で、「市民の迅速な行動と国会の決断が、軍事的な統制を退けた点は、民主主義の力を示している」という肯定的な意見も見られました。
その一方で、尹大統領を擁護する意見も少数ながら見られ、「共産主義勢力からの脅威に対応するためにはやむを得ない措置だった」という見解もあります。
一部では今回の騒動は尹大統領がハメられたのではないかという意見もあり、北朝鮮との南北統一へ向けた筋書きが動き出したのではないかという、まさに激動の時代にふさわしい物語が始まろうとしているのかもしれませんね。
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