全世界に大きな影響を与えている日本の漫画アニメ。ストーリーもそうなのですが、そこに登場するアニメキャラクターにもやはり我々は魅了されてしまいます。
古くは手塚治虫の手によって生まれた鉄腕アトムであったり、少女マンガから生まれたセーラームーンであったり、そして近年では、人気爆発した鬼滅の刃であったりと、ジャンル、スタイル、そしてキャラクターデザインは飛躍的に進化していき、ただのエンターテイメントを超え、世界中で社会的・文化的な影響を及ぼし、世代を超えて人々の心を掴んでいるようです。
さて今回の話題は海外の方からの「なぜ日本のアニメのキャラクターたちは、誰も日本人には見えないの？」という質問からになります。
「二次元・アニメキャラクターは日本人ではなく、いつから西洋人顔・容姿になったのか？」という質問に対して日本在住のAmamoriさんは、「違います！猫ですw漫画アニメが目指していたのは、日本人でも白人でもない。『可愛い』を追求して行ったら子猫に似ていった説が有力ですね。横顔の鼻なんか、どう見ても人間じゃないですw」と回答されております。
画像付きで解説されたわかりやすいその回答に海外の方々からたくさんの衝撃のコメントが寄せられていましたのでその一部をご紹介します。
海外の反応
■ くそー…これは実際にはかなり堅実な理論だ。
■ こんなこと今まで気づかなかったよ。
■ 日本が優れた文化であることのもう一つの証拠だ。
■ 猫とアニメを愛する理由がまたひとつ増えた。ありがとう。
■ 登場人物がリアルに日本人に見える漫画はたくさんあるが、かわいいキャラクターはみんな猫だ。
■ でも、びっくりしました。この認識には私も衝撃を受けました:o
■ ちなみに猫だけでなく、リスなどもデザインの可愛らしさを増幅させるインスピレーションとして使われているよ。
■ 高校から大学にかけてマンガの描き方の本をたくさん持っていたんだけど、それらは形式へのアプローチを解体したものでした。少し前に、アニメーターになりたかったから、漫画家やアニメ作家のドキュメンタリーを見たんだけど、彼らは、人間が子犬や子猫、子グマなどを見るととろけてしまうことを知っていたから、デザインからもっとかわいらしさを出すための参考カタログを見せてくれたんだ。リスはその参考のひとつだったんだ。:)
■ これは猫からアニメの人物へのリファレンスの作り方として非常に奇妙だ。つまり、人物を描くのであれば、楕円形を描き、鼻が入るべき中心部分を決めてから、残りの部分を描き出さなければならないはずだが、それとも人物を描く前に猫に同じことをしたのだろうか？これは何？何が起こっているのか、とても混乱している。
■ でも、ジョジョやダガンロパはそういうアニメには見えないから、全部のアニメがそうなっているわけではないと思う。
■ いや、誤解している。アニメによって美学は異なる。ジョジョはほとんどの場合、デザインで「かわいい」を追求していない。パラノイア・エージェントのようなリアリスティックなアニメは、重厚さや地に足の着いた感じを出すために独自の方法を用いており、かわいらしさは求めていない。ほとんどのアニメで、「桜蘭高校ホスト部」や「ちょびっツ」のような量産型に見えるキャラクターは、1000％小動物の顔が元になっている。ただ、時間が経つにつれて、そのセオリーが定着していくんだけど、それに気づいていないような新人アーティストは、スクリーンで見たアニメに合わせて描いているから、そもそも核となる構造がどこから来ているのか気づかずに、見たままの鼻や目をコピーしているんだ。それでも、知らなくてもこのスタイルで描くことは本当にうまくなるが、顔の形がどんな風に見えるかを想像するよりも、顔の形があらゆる角度でどう見えることになっているかを理解するほうが、アニメーションを描くときに有利になる。
■ これは実は原因と結果を逆にしているか、あるいは勘違いしているのではないだろうか。家畜化された動物が私たちにとって「かわいい」と見えるのは、ネオテニックな特徴を持つように進化してきたからだ。ネオテニックとは「子供のような」という意味である。家猫は文字通り、私たちの中にある子供と同じ保護本能を活性化させる。ネオテニック・クオリティは、私たちが「かわいい」ものを作るときに本当に追い求めているものだ。大きな目、大きな耳、丸みを帯びた額、これらはすべてネオテニーの特徴である。そして、これらの特徴は、大人の人間にとっても魅力的である。
■ 猫には、自分の子供のように守ってやりたいと思わせるようなところがないけどな。 一方、犬は…。
■ 犬は間違いなく繁殖によりネオテニア性が高くなりますが、飼い猫と同じくらいかわいい野生の猫もいますよ。
■ アニメの実際の起源は、日本のアニメーターがディズニー映画をコピーしたことにあるのさ。
■ 現代アニメの先駆けは、漫画家・手塚治虫の『鉄腕アトム』である。手塚はディズニーが大好きで（残念ながら実現しなかったが、ディズニーとのコラボレーションの可能性のためにディズニー本人に会ったことさえある）、そのスタイルは若い頃から彼の作品に影響を与えていた。もちろん、鉄腕アトムが初めて世に出たとき、それは60年代に日本のテレビで放送された最初のアニメであり、その爆発的な人気は、あちこちに模倣者がいることを意味した。
それに加えて、藤子・F・不二雄や永井豪といった初期の漫画家たちは、手塚だけでなく他の西洋メディアにも影響を受けている（60年代に発表された『ルパン三世』は『マッドマガジン』にインスパイアされている）。
■ 鉄腕アトムと最近のアニメのアートスタイルは違いすぎるだろ。
■ 80年代のアニメはまったく異なるスタイルで、よりリアルな顔立ちをしていた。確かに、2000年代に始まった新しいアニメのスタイルは、彼らを猫のように見せてはいるが、それでも古いアニメの影響を強く受けている。
■ だから、西洋人がアニメのキャラクターを自分たちだと言っていたのは、とても愚かなことだった。結局、日本人はただの猫好きだったのだ。
■ いいえ。彼らは西洋、特に中世ヨーロッパに絶対的な憧れを抱いている。私たちは日本を空想しているけれど、日本人も西洋の美学が大好きなんだ。
■ 西洋のキャラクターは人間にさえ見えません。 xD
■ 確かにアニメのキャラクターはみんな猫人間だ。
■ アニメキャラクターの描き方：まず猫を描きます。
■ アニメのキャラクターは日本人にも白人にも見えない…と思っていたところだった。でも、動物みたいだなんて考えもしなかったよ。なんてこった。
■ アニメ好きはみんな猫娘が好きなんだ。
■ 熱心なアニメ愛好家で猫を飼っている私ですが、そんなの全く知りもしなかったです。
■ とても理にかなっていて、なぜ私はこれを知らなかったのかと思いました。
■ これは非常によく説明されており、悟りを開いた気分だ。
これは私の世界を揺さぶった。聖櫃を覗いたような気分だ。
■ 実際に日本人に見える『AKIRA』が思い浮かぶ。
■ 初めてアニメキャラを見たとき、決してかわいいとは思わなかった。ただ、あまりに頻繁に目にするものだから、私たちはそのように考えるようになった。
■ 魅力的に見えるように作られたキャラクターのように見えるよね。
■ つまり、アニメファンは皆猫派なのです。
■ 正直、これは主流の知識だと思っていた。アニメをある程度見ていれば、誰でも自ずとこの結論に達するはずだ。
■ 20年以上見てきたが、これは私にとってはスゲーニュースだ。
■ 600本以上のアニメを見たが、思いつかなかったぜ。(笑)
■ 鼻の理論ですべてのアニメスタイルが説明できるわけではない。数年前、このことに関する答えを検索したことを覚えているが、私が見つけた最良の答えは、大きな目がはるかに表情豊かであることと関係があるというものだった。
子供の頃、アニメにハマったとき、彼らの見た目に慣れる必要があった。もちろん一概には言えないけど、基本的にほとんどのアニメは鼻が高いんだ(笑)
■ 私の脳細胞の半分は調理されてしまい、これを知った後は考えることさえできなかった。
■ 私が猫好きで、トキソプラズマ症であることを考えれば、恐ろしいほど理にかなっている。
私の国もアニメが大好きで、トキソプラズマ症の罹患率が最も高い国のひとつであり、つまりアニメ好きは文字通り病気である可能性がある。
■ 私はいつも、日本人と中国人と白人とを混ぜ合わせてひとつの似顔絵にしているだけだと思っていた。
■ 私はいつも、アニメのキャラクターは虫の目をした宇宙人のように見えると考えてるけどね。
■ 僕は…猫なんて考えたこともなかった…白人だって考えたこともなかった…僕にとって彼らは漫画の中の日本人で、目の大きさなんて芸術的なものに過ぎなかったんだ…。でも、ああ、今、猫の影響だってわかったよ！！！
■ これですべてが説明つくね。
■ ああ、禁断の知識だね、これは。
■ だから猫は最高の動物なんだね。
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成程、確かに猫だと思わされましたね。
でもこれを知るまでは私も全く気付かなかったです。
アニメキャラクターが愛される理由は愛らしい猫の顔が一役買っていたのですね。
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