静岡県の駿河湾上空で極めて危険なニアミス事故が発生したポストがSNSで話題になっていました。
2001年1月31日のこの日、羽田空港から那覇へ向かう日本航空907便ボーイング747-400機と、韓国・金海空港から成田へ向かう日本航空958便DC-10機が、高度約1万メートルの上空で異常接近してしまいました。
航空管制官から907便に降下指示が出されると、両機の衝突防止装置が作動。907便には上昇、958便には降下が指示されましたが、907便はこの指示に従わず降下を継続しました。
そして午後3時55分頃、両機は最接近距離約135メートル、最接近時の高度差約40メートルという極めて危険な状況に陥りました。958便の操縦士らは、907便が一瞬自機の真下を通り過ぎるのを目撃しています。
この事故で、907便の機内では急降下による動揺により、乗客乗員427名中100名が負傷するという深刻な事態となりました。
幸い最悪の事態は免れたものの、この事故では双方の機体に乗った677名の命が危険にさらされただけに、極めて重大な準事故と判定されています。
事故の主な原因は管制官による不適切な指示にあり、裁判でも有罪判決が下されたのでした。
動画付きで紹介されたこのポストに海外からたくさんのコメントが寄せられていましたのでその一部をご紹介します。
海外の反応
🙂 2001年、日本航空の2機がニアミスした事件は航空史上でも指折りのヒヤリとする瞬間だったね。2001年1月31日、ボーイング747-400とマクドネル・ダグラスDC-10が合計700人近い乗客を乗せて、たった450フィートの距離ですれ違ったんだ。これは管制ミスで、管制官と機内の衝突回避システム(TCAS)の指示が食い違ったのが原因。
もし衝突していたら、航空史上最悪の惨事になっていただろうね。幸いなことに、747の2秒間の回避行動でDC-10との衝突を避けることができた。でも、その急激な動きで機内の乗客100人がケガをしたんだ。この事件の深刻さを物語っているよね。
🙂 史上最悪の航空事故の一つになり得たね。
🙂 JALは素晴らしいけど、一度ミスをすると派手にやらかすんだよね。
もちろん、これは尊敬を込めて言ってるんだよ。
🙂 すごい!パイロットたちの素晴らしい即席の対応だね。
🙂 一瞬ピンチだったね。
🙂 ほんとギリギリ。
🙂 こんなのしょっちゅうだよ、航空機の交通マップ見たことある?
🙂 うわー、危なかった!
🙂 パイロットたちは寝てたのか??
🙂 こんなことが起きるなんてあり得るの??
🙂 本当にギリギリだったね。どうしてそんなことが起きたんだろう、航空管制は知らせなかったのかな?
🙂 きっと管制塔のミスだよ。パイロットに他の飛行機との高度変更を指示するのは彼らだからね。
🙂 嘘だろ。誰が撮影してたんだよ?
🙂 これはプロの操縦技術だけど、神様のおかげでもあるね。
🙂 本当に大惨事になってたかもね 😭
🙂 毎日の奇跡に感謝。
🙂 とても幸運で、たぶん優れたパイロットが仕事をしてくれたんだね。
🙂 何が起こったか想像してみて。パイロットに感謝だね。多くの愛する人の命を救ってくれたんだから。 👏🏾
🙂 クラッチすぎる!
🙂 うわ……気まずい。
🙂 幸いにも通りすがりのスカイダイバーがこの恐ろしい映像を撮影してくれたんだね。
🙂 次の瞬間に何が起こるかは予測できないから、今この瞬間を大切にしよう。
🙂 日本は大丈夫だよ。
🙂 907便の乗組員は、視認範囲内に入ると回避操作を行い、135メートル(443フィート)の距離ですれ違いました。ある乗客はNHKに「こんなに近くを飛んだ飛行機は見たことがない」と語りました。
🙂 飛行機が実際にどれだけ速く動くかがわかるよ。
🙂 乗客への神のご加護だ。
🙂 高度30,000フィート以上では、隣接する飛行経路は垂直に2000フィートの間隔が必要です。高度がそれ以下の場合は最低1000フィートが必要です。
🙂 私も似た状況に遭遇したことがある。誰も気づかなかったけど、私は飛行機の外を見てたら、他の飛行機が急に上昇して衝突を避けたんだ。誰か賢い人がデルタ1878便の飛行経路を確認してくれるといいな。2023年1月18日。
🙂 幸いにも問題なく全員無事だったね。🙏
🙂 私はその日にその飛行機に乗っていた。まだショックから立ち直れない。
🙂 驚くことに、機体が急降下操作をしたんだ。それがさらに怖く見えたよ。
🙂 災害を回避した熟練のパイロットたちに感謝。彼らの専門知識と迅速な判断の真の証だね!✈️🙏
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多くの方々がその危険性に驚き、パイロットの即時対応が称賛されていましたね。
特に、数秒の差で回避された衝突や、100名の負傷者が出た急降下の影響について言及されており、この事故の重大さが伝わってきました。
いくつかのコメントでは、史上最悪の航空事故の一つになり得たと強調されており、JALの信頼性やパイロットの対応力が高く評価されています。また、「神様のおかげでもある」というコメントからは、奇跡的な回避に対する感謝の気持ちも感じられました。
航空安全の確保には、技術の進歩も大切ではありますが、それと共に人間の対応力も不可欠であるという教訓が得られた事故だったのではないでしょうか。
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