カリフォルニア州ロサンゼルス地区で発生している大規模な山火事。現在までに24人が命を落とし、29人が逮捕されています。逮捕容疑には、外出禁止令違反や銃の不法所持、さらには麻薬関連の犯罪が含まれており、その多くが現地住民ではなかったことも明らかになりました。
この未曽有の事態に対し、周辺国も連携を強化しています。メキシコやカナダ、さらにウクライナからも消防士が派遣され、総力を挙げて火災の鎮圧に挑んでいます。しかし、乾燥した熱風による延焼のリスクは依然として高く、消火活動の長期化が懸念されています。
そんな中、SNSでは日本の岐阜県白川郷の放水システムが話題に。世界文化遺産に登録されているかやぶき屋根を守るための防火訓練の映像が、わずか半日で350万回以上も再生され、多くの称賛を集めています。「日本人の土地への愛情と防火意識の高さを感じる」という声の一方で、「なぜ同様のシステムがアメリカにはないのか」といったコメントも寄せられました。
しかし、アメリカでは干ばつによる水不足が深刻で、自動放水装置の導入が現実的ではないといった意見もあります。この話題に寄せられたコメントの一部をご紹介しますので、ご覧ください。
海外の反応
■ 日本人は自分たちの建物に消防システムを組み込んでいます。素晴らしい。
■ ここに行ったことがあります。白川郷です。ユネスコ世界遺産です。1年のうち数ヶ月は外界から隔絶される伝統的な日本のアルペン気候の村です。空港からそこまでの2時間のドライブで、12以上のモダンなトンネルが山を貫いています。航空機が登場する前の冬は、救助は来ません。自分たちで何とかしなければなりませんでした。消火システムは素晴らしいです。そして、厳しい気候と年間の大半を完全な孤立状態で過ごすこれらの村々が、単に生き残るだけでなく本当に繁栄する方法から学べる教訓が他にもたくさんあります。
■ これは天才的だ！アメリカでも山火事を防ぐために同様の戦略を採用するべきです。他の国々が安全性と備えを優先することの素晴らしい例です。私たちは枠にとらわれない考え方を始め、コミュニティを守るための革新的な解決策に投資する必要があります。アメリカの創意工夫を活かして、国をより安全にする時が来ています。
■ これは素晴らしいシステムですが、水が制限されていると機能しません。私たちの政治家は日本人から名誉と品性について多くを学ぶことができるでしょう。
■ 解決策は持っていますが、主な問題は事前に実施するために必要な先見性にあります。日本の友人たちは革新的で、自慢のためではなく革新を実践します。見つかった実行可能な解決策に注目し、行動を起こし始めましょう。
■ カリフォルニアにはおそらく、こういったものを持てない何らかの規制があるのでしょう。
■ 日本人は備えのマスターだね。建物に消防システムを組み込むのは次元の高い考え方です。カリフォルニア、メモを取りなさい！🔥🏠👏
■ 私はこのような解決策について話しているのです。正しい時に正しい技術で作動し、水供給不足を防ぐものです。システムには予備のタンクとポンプも必要でしょう。壊滅的な山火事の脅威に立ち向かうために、もっと多くのことができ、もっと上手くできるはずです。
■ 日本人から学べることが一つ二つあります。そして、私は寿司のことを言っているのではありません。
■ カリフォルニアの火災が起きやすい地域にあるプール付きの家は全て、必要な時に許可なく消防士が使用できるプールから供給される消火栓を設置すれば、固定資産税の控除を受けられるべきです。住宅のプールには大量の水が貯えられています。
■ 素晴らしいですが、何ヶ月も雨が降らず、主に木造の家々が数万平方マイルにわたって時速100マイルの風で燃え広がる山火事には、これらでさえ全く歯が立たないことを保証します。どうやっても、絶対に無理です。
■ この国でこれが内陸部で起きていて、海岸部ではないという事実が全てを物語っています。カリフォルニアでは燃やしたかったのです。世界中のハイテク企業がそこにあるのに火事を防げなかった。全く通じません。
■ マリブの火災の後、私は建築家になぜこれらを設計に組み込まないのか尋ねました。彼は建設費用が25万から50万ドル増えると言いました。私の返事は「それで？」でした。
■ おお神よ…今やカリフォルニアの民主党指導者たちは、水が必要なことを忘れてこれに何十億ドルも費やすことでしょう。彼らがいかに全く役立たずかということです。
■ なぜこれをやっていないのかと考えました。特にカリフォルニアは海に面している部分が多いので、海から直接消防システムを接続すればいいのではないでしょうか？水は循環するので無駄にはなりません。
■ これは素晴らしい！残念ながらカリフォルニアでは、彼らは私たちのお金を盗んでいるのでこれを建設することはできません。さらに公平性のためにジェンダーフルイドで満たす必要があるでしょうね！😒
■ これは適切な水供給があることが前提です。明らかに彼らはカリフォルニアの役人よりもずっと組織的で効率的です。素晴らしいアイデアで、私の家にもこれが欲しいです。
■ より興味深いのは、これらの家は何百万もしないのに、防衛システムを備えているということです。一方LAでは、5億ドル以上する家があるのに、このような安全装置は一切ありません。信じられません。
■ この村の様な伝統的なスタイルの田舎の家の特有のシステムであって、国中にあるわけではないよ。
■ ウクライナに2500億送る代わりにこれを持っているところを想像してみてください。
■ 日本は素晴らしい。私が住んでもいいと思える数少ない国の一つです。
■ すごい！日本人から学びましょう！カリフォルニアにはこれが必要です！
■ 印象的です。でもまず水が必要です…空から降ってくるあの無料のもの。
■ とても賢いです。彼らの都市の多くは何世紀もの間、火災や地震で破壊されてきました（私たちの知っているある場所のように聞こえます）。彼らは常に人々の安全を守るためのテクノロジーの最先端を行っています。このシステムは山からのタンクで重力供給できるでしょう👍🏻
■ シリコンバレーの起業家は確実にカリフォルニアのためにこれができたはずです。たぶん海水を安全にろ過してパイプラインで送るとか。
■ カリフォルニアは他のくだらないものに税金を無駄遣いする代わりにこれをできると思いませんか？
■ カリフォルニアの白人は200万人の黒人と1500万人のヒスパニック系の福祉を支払わなければならないので、子供たちを火事やカルテルの軍隊から守るお金が十分にありません。
■ 日本人は常に3000年先を生きています。
■ カリフォルニアでは悲しいことに機能しないでしょう。貯水池に水が必要なのです。
コメントは以上になります。
称賛と課題の指摘が入り混じった興味深いものでしたね。多くの人が、日本人の防災意識の高さや革新的なアイデアに感嘆しており、「日本から学ぶべきだ」との声が多く寄せられていました。
一方で、カリフォルニアの水不足や高額なコストを理由に、このシステムが現地での実現には難しいという現実的な意見も目立ちました。また、地域の政治や税金の使い道に対する批判も散見され、山火事対策の遅れに対するフラストレーションが表れているようです。
それでもなお、多くの人がこのシステムの可能性に注目し、技術革新が国際的に共有されることへの期待を寄せていました。今後、同じ様な災害が起こったとしても被害を最小限に食い止めることが出来るように改善されてほしいものです。
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