「僕のヒーローアカデミア」の作者・堀越耕平氏がSNSに投稿した一枚のミルコのイラストが、海外のファンコミュニティを中心に思わぬ波紋を呼んでいます。
タイトルは「息抜きのミルコ。見るコ。」。印象的な赤い瞳と不敵な笑みを浮かべたバストアップの構図で、原作ファンからも注目が集まったこの作品ですが、一部の海外ファンからは「ホワイトウォッシュ」ではないかという指摘が上がりました。本来、ミルコは浅黒い肌のキャラクターとして描かれていますが、今回のイラストでは肌の色が明るくなっているように見えるというのです。
「ホワイトウォッシュ」とは、もともと有色人種として設定されているキャラクターの肌の色を、メディア作品などで不自然に白く描き直すことへの批判に使われる言葉。近年ではハリウッド映画やアニメ作品においてもたびたび議論の的になってきました。今回のイラストに関しても、「肌の色の変更が意図的なものであれば問題だ」とする意見がある一方で、「単なる作風やライティングの演出ではないか」「作者本人が描いている以上、表現の自由を尊重すべきだ」といった声もあり、ファンの間でも意見が分かれています。
こうした反応の背景には、文化的な価値観の違いもあります。日本ではキャラクターの肌の色がシーンの演出や印刷条件などで変化することは珍しくありませんが、欧米圏では人種的な表現への感受性が非常に高く、些細な違いであっても大きな意味を持つと受け取られることがあります。実際にSNSやYouTube上では、「また日本の表現が誤解されている」「逆に黒人化されたキャラには文句を言わないのはダブルスタンダードでは」といった意見も見られ、議論は多面的で感情的になっているようでした。
海外の反応
👱♀️ 彼女がただ日焼けしているだけでも、その輝く色合いは実際存在しない。消してしまえば、彼女の唯一無二のデザインそのものを消し去ることになるわ。
👱♂️ 彼女は文字通り沖縄のギャル、あるいは広島出身だと記憶している。どちらかはもう3年前の記憶だが、笑い話のようだ。
👱♂️ 最も滑稽なのは、ここで描かれている作者自身がマンガ家であるという事実だ、という点である。
🧑 不思議なのは、日焼けした日本人やアジア系のキャラクターに対して特定の人種としてレッテルを貼られることだ。
👱♂️ そんな連中は、世界に人種が二種類しかないとでも考えているのだろうか?
👱♂️ 面白いのは、アニメやマンガ、特に『僕のヒーローアカデミア』が客観的な芸術ではなく、キャラクターは特定の人種を模すために描かれているわけではなく、ただ興味深く映ることが求められている点だ。
👱♂️ この一件は、ワンピースファンがニコ・ロビンを「絶対に黒人でなければならない」と要求するのと同様に●●だ。彼女は実際、アラバスタで見事な日焼けを披露したロシアの女性なのだから。
👱♂️ どうやら、日焼けしたアジア人という概念すら理解できないアニメファンの一派が存在するようだ。キャラクターに明確な日焼けの跡があっても、その発想は彼らには到底及ばないようだ。
👱♂️ 彼女の名前すら日本的でありながら、こうした「●●しい権利主張者ども」は、彼女をその人種の一員のように描き続ける。注目と承認欲求が際立っている、と言えよう。
👱♂️ 時には、アメリカのツイッター利用者が日本のアカウントにコメントする資格すらないと感じることがある。
🧑 興味深いのは、引用やコメントを見渡しても憎悪や軽蔑の声はなく、ただ存在を語るだけだという点だ。泣き言をこぼす数少ない人種差別者を探すのには、うんざりしてしまった。
👱♀️ 通常、そうした発言は無礼や脅迫に終始し、皆の議論をかえって混乱させるだけ。
👱♀️ なぜアメリカ人はいつも●●を起こすのかしら? 嫌いではないけれど、こうした●●の多くは彼らから発生しているのよ。
👱♂️ だからこそ、私の目に映る限りでは、多くの日本人アーティストが英語を話す人々をブロックしているのだろう。
👱♂️ 誰もが知っている通り、●●を起こすのは極めて特定のアメリカ人グループであり、決してゴルフを楽しむ連中ではない。
👱♂️ そもそも、仮に彼女が「黒人」であったとしても、最初に思い浮かぶのは、アフリカ系ではなく、ブラジル系の血が混じっているのではないかという点だ。
👱♀️ 私の彼は沖縄出身なの。だから、この作品の肌の色は彼の肌に非常に近いと思う。●●肌のアジア人なんて存在しないとでも考えているのかしら?
👨💼 日本人の肌色は実に多様だ。濃い肌の者もいれば、非常に明るい肌の者もいる。また、彼らは日焼けしやすいという特性もあるため、夏は濃く、冬は淡くなるのだ。
👱♂️ 最悪なのは、キャラクターの創作者であるヒロユキ氏に責任を転嫁しようとする点だ。彼は自らの作品だからこそ、好きなように描いてよいのだ。
👱♂️ 日本は島国であるという基本的事実を、彼らはすっかり忘れている。もちろん、日焼けした日本人が存在するのは当然の理だ。
👱♂️ 外に出ないため、照明の効果すら理解できないのだろう。
👱♂️ だって、彼女は黒人なんかじゃない。明らかに日本人だ。
👨🎤 本当に、だからこそ僕は人間ではなく恐竜だけを描くんだ。
👱♂️ もしこんなことが続くなら、堀越氏はもう●●キャラクターを描かなくなるだろう。
👱♀️ アートスタイルの試行錯誤は、ホワイトウォッシングとは決して違うのよ。お役に立てれば幸い。
👱♀️ これはまさに、照明が原因である事例のひとつだわ。
👱♂️ 第一に、彼女はアフリカ系でもなく、黒い肌でもなく、日焼けした日本人なのだ。同じ肌色を持つ者として知っているが、明るく照らされた場所ではこうした肌色はより明るく映る。そして、これは作者が描いたものに過ぎない。単なる主張の押し付けだ。
👱♂️ 彼は作者であり、ミルコを創り出した。彼なら緑の肌で描いても構わない。『マイ・ヒーロー』のファンダムは、時として非常に毒性的なものだ。
👱♂️ 今回の件では、堀越氏には疑いをかけないに値する実績が確かにある。
👱♂️ 彼がこのような細部にまでこだわる賢明さを持っている一方で、彼のコミュニティは、彼女の体が白く見えるのは照明の反射によるものだという基本すら理解できない。才能ある男がこのファンダムにふさわしくないのも、不思議ではない。
コメントは以上になります。
海外の反応を通して見えてくるのは、この議論が単なる一枚のイラストをめぐるものではなく、文化理解のギャップや表現に対する期待のズレに深く根ざしているということです。
多くのコメントが、日本人やアジア人の肌の多様性や日焼けの文化的背景を指摘しており、一部の批判的な声に対して強い違和感を持っている様子がうかがえます。一方で、こうした議論が繰り返されること自体が、グローバルな視点で作品が受け止められている証ともいえます。
作者の意図と読者の受け取り方、その間にある文化的な距離を埋めるには、相互理解と冷静な対話が求められていることを、改めて感じさせる反応でした。
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