アメリカメリーランド州知事のウェス・ムーア氏が、アジア初となる国際貿易・投資ミッションの舞台に選んだのは、なんと日本。2025年4月、彼は日本と韓国を巡る経済外交の旅をスタートさせ、その第一歩として選んだのが、山梨県にあるリニア中央新幹線の実験線、山梨マグレブセンターでした。ここで彼が体験したのは、時速500キロを超える、世界最速級の超電導リニア。摩擦ゼロの浮上走行が生み出す静かで滑らかな加速に、思わず「Wow（ワオ）」と声を漏らしたその表情には、技術の未来を目の当たりにした興奮があふれていました。
このリニア技術は、メリーランド州が構想中の「ノースイースト・マグレブ計画」にとって、まさに鍵となるもので、将来的にはワシントンD.C.からボルチモアまでを15分、さらにニューヨークまでを45分で結ぶという壮大なビジョンが描かれています。このプロジェクトによって、16万以上の雇用が生まれる可能性があるとも言われ、地域経済の起爆剤として大きな注目を集めています。
今回のミッションには、州政府の各部門や民間企業からなる代表団が同行し、最先端技術の視察だけでなく、文化的理解を深めるための富士山訪問も実施。日本の象徴であるこの名峰を前に、彼らの表情は真剣そのものでした。
また、東京では日本政府の要人との会談が行われ、林芳正官房長官や古賀経済産業副大臣と対話を重ね、量子技術、AI、ライフサイエンスといった次世代産業における協力関係の強化を確認。神奈川県との間では経済交流に関する覚書の更新も行われました。
さらに、アメリカ商務省の貿易促進部門「U.S.コマーシャル・サービス」からのブリーフィングも受け、中小企業の海外展開支援や、日本市場への参入機会についての具体的な戦略を共有しました。メリーランド州は、ただ新たな技術を輸入するだけでなく、日本企業の対米投資も積極的に呼びかけ、相互に利益のある経済連携を目指しています。
今回の訪日は短期間ながら、内容は非常に濃く、州と日本のパートナーシップ強化にとって確かな一歩となりました。
なかでも注目を集めたのが、山梨マグレブセンターでリニアを体験したウェス・ムーア知事の映像です。
時速500キロの世界を体感するその様子はSNSでも大きな話題となり、海外からさまざまな声が寄せられました。
海外の反応
👨💼 アメリカの北東部では、このようなものが絶対に役に立つと思う。
🧑 もし彼がこれをやり遂げたなら……ドエライ大成功となることでしょう。
👨💼 この列車と５つの停車駅――
ボストン、
ニューヨーク、
フィラデルフィア、
ボルチモア、
ワシントンＤＣ――
が実現すれば、北東部全体に革命をもたらすでしょう。
👱♂️ お金はどこから調達するつもりなんだ、知事？
🧑 1980年代に日本に住んでいたけど、その当時は新幹線があった。アメリカは交通に関しては大いに遅れているね。
🧑 D.C.、ボルチモア、フィラデルフィア、ニューヨーク、ボストンが高速鉄道で繋がれば、まさに夢のようだ。
🧑 東海岸全体に高速鉄道を敷こう。ボルチモアやD.C.からニューヨークやボストンへ一気に行く姿を想像してみろ！
🙍🏾♂️ ボルチモアからニューヨークとD.C.への高速鉄道は、実に驚異的だと思う。
🧑 これが実現すれば、D.C.からボルチモア、さらにニューヨークへ。フィラデルフィアにも停車してくれるなんて、絶対に実現してほしい！
👨💼 アメリカはこれを必要としている。そして、ボルチモアは大都市への通勤が楽になることで、大いに恩恵を受けるはずだ。
👨💼 交通はもともとひどかった。橋が崩壊したときにさらに悪化し、今ではみんながオフィスに戻って働いているせいで、交通は悪夢そのもの。朝、子どもを学校へ送るのに20分のはずが、今では60分にもなってしまった。これは到底持続できない。何か解決策が必要だ。これかもしれないし、他の何かかもしれないが、何かしらの手立てを。
🧑 イエイエイエス！ ずっとアメリカに優れた公共交通があってほしかったんだ！
👨💼 一体、どこからその費用を捻出するつもりだ？
👨💼 ボルチモア市内を東西に走る鉄道システムの研究や投資はあるのか？ もっと速い列車は歓迎だが、ボルチモア市民には、D.C.行きではなく、市内を巡る路線が必要だ。
👨💼 中国なら10年もかからずに実現した。アメリカは本当に遅れているね。
👨💼 お前、何で日本で列車を弄んでいるんだ？俺たちはただ、家がほしいだけだよ😮💨
👨💼 これは、次世代の鉄道技術をアメリカとボルチモアに持ち込む絶好のチャンスだ。かつて、約200年前にB&Oで国をリードしたこの地だからこそ。
👨💼 ボルチモアからD.C.への路線は、ボルチモアを再活性化させるはずだ。高い生活費から逃れるために、D.C.近郊からボルチモアに移住する人々が増えれば、その流入で必要な収入も得られるだろう。
👩💼 より良い交通システムというアイデアが大好きだ😃。ただ、こんな速さで移動するという発想は、恐ろしくもある🫣。
👨💼 それはまさに神の恵みになる。ボルチモア地域で仕事を求める多くの人々が、D.C.に近い場所でより多くのチャンスを得られるだろう。
👨💼 D.C.からニューヨークまで1時間で走るなんて、夢のようだ――🔥🔥🔥
👩💼 何年も語られてきた。現実にしよう。私は日本でもこれらの列車に乗ったことがある。ヨーロッパにもあるし、飛行機の代替として都市中心部に直結するんだ。
👩💼 オーマイガー、ぜひお願い！！ 通勤者として、これはまさに革命だ！
👨💼 新幹線に何度も乗ったけど、これがボルチモア、D.C.、ニューヨークに導入されれば大歓迎だ。ニューヨークで一日を過ごしても、オリオールズの試合に間に合うくらいに戻れるんだ。
👨💼 一度日本に行って、インフラ再建に夢中になった。彼こそ、私たちの仲間だ🥹
👨💼 アメリカを正しい道に導こう。我々のインフラは酷く、公共交通は容認できない。官僚主義を排除して、納税者全員のために特別なものを作ろう。
🧑 やろうぜ！ 15分なんて、常軌を逸している！
🧑 日本なら実現可能なことも、ボルチモアではうまくいかない。それも理由は一目瞭然だ。
👨💼 環境という跳ね越えるべきハードルが多すぎ、何十年もかかるだろうね。
👨💼 西洋で最も遅く、信頼性に欠け、かつ最も高価な鉄道システムの一つであるため、車や飛行機が優先されるのです。わずかな時間と費用で高速鉄道が利用できるのに、ボストンからワシントンへ行く際に飛行機や車を使うのは馬鹿げています。ボストンからマイアミへも同様です。
👨💼 米国の国債対GDP比は高すぎる。日本はその２倍以上に達しています。
👨💼 既に、ボルチモアとＤＣの間には列車がありますが、誰も利用していません。
👨💼 東海岸全体で雇用の選択肢を大幅に増やし、ボルチモアの不動産市場を活性化させ、ボルチモアとＤＣ間の交通渋滞を劇的に緩和するでしょう。しかし、経済的に成り立たせるには、ボストンまで延長する必要があります。
👨💼 日本の交通システムモデルは、ボルチモア／ＤＣの人口動態には通用しないし、これからも通用しないでしょう。
👨💼 ちなみに、その鉄道は40年前のものだ。日本はずっと昔からこれを誇っている。
👩💼 まるでアメリカ人は、本物の工学を知らないかのようだ。先進工学を見ると、ただただ驚かされる。
コメントは以上になります。
「高速鉄道導入への期待」と「実現への懸念」が交錯するリアルな声が多く見られましたね。
技術そのものに対する驚きや歓迎の声が目立つ一方で、費用、政治的障壁、既存のインフラの課題に対する不安も根強く、前向きなビジョンと現実のギャップをどう埋めるかが大きなテーマになっています。
特に、都市間のアクセス向上や経済活性化に期待する声が多かったのが印象的で、ボルチモアやワシントンD.C.といった主要都市の再生や成長の可能性に注目が集まっていました。
単なる交通手段の革新にとどまらず、アメリカの社会や都市の未来にまで関わる大きな話題として受け止められていることが伝わってきます。
コメント
リニア導入しても地方創生にはならないと思う
交通が便利になるとより首都圏へ引っ越す人が増えるだけでますます地方の過疎化が進む
これは日本の新幹線の例をみても明らかだ。また瀬戸内大橋でも同じような事が起こってる
都市へ向かう利便性が上がれば上がるほど地方は過疎化が進む