まるでエヴァンゲリオン
日本の原風景とも称され、1976年に重要伝統的建造物群保存地区として認定された白川郷。1995年には富山県の五箇山と共に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された独特な合掌造りがあるその村に、建築様式と地元の歴史を見てみたいという観光客が毎年大勢訪れています。
多くの歴史的建築物が立ち並ぶ訳ですが、木造という特性上、火災リスクが高いので全体として火災消防システムで保護されています。この白川郷には大規模なスプリンクラーシステムとホースが設置されており、これらは合掌造り建築物を模した建物の中に隠されています。そして必要に応じて建物が開き、水を吹き上げ、火災への素早い対応を可能にしており、白川郷の歴史的建築物を火災から守っているのです。
また、このシステムは「放水銃」の一斉放水として毎年公開されており、ネットでも取り上げられているのですが、これを見た海外の方々からたくさんのコメントが寄せられていましたのでその一部をご紹介します。
海外の反応
■ 白川郷の周辺には自律型の放水銃が配置され、歴史的な建物を火災から守ってるんだぜ。
■ すごいですね、人間が自らの伝統と歴史を守るためにこんなにも創造力を発揮するのか!でもこれは近視眼的な対応ですね。より大きな問題に対する一時しのぎの対策ですよ。
■ アメリカでは、このサービスは「民営化」され、年に数百万ドルを請求する企業が政府と契約し、庭師と彼のガーデンホースで敷地を管理することになるでしょう。
■ 窓を閉め忘れたらどうなるか想像してみて。
■ このアイデアは素晴らしいですね、本当に頭の良い方法だよ。
■ なんてクールなんだ!前提条件は、多くの水が利用できることだと思います。
この文化遺産に限ってのことだと思いますが、日本では広く普及しているのでしょうか?
■ 日本の現代にこんな茅葺きの家を見つけることができるのかい?
■ なぜかエヴァンゲリオンの雰囲気がする。
■ レイガンを期待してたんだけどな。
■ ゴジラを止めるためのレーザーキャノンだと思っていました。
■ 素晴らしいテクノロジーです!!
■ 代わりに洪水を引き起こすのでは?
■ 私はミサイル防衛システムが飛び出すことをちょっと期待していたのですが、これもかなりクールだと思います。
■ 日本の人々はすごくクールです。
私もほしいです。
■ ミサイル防衛システムがポップアウトするのを期待していましたが、これもかなりクールですね。
■ 素晴らしいアイデア、よくやった!土地、歴史的建造物は守らなければならない!
■ 庭用に注文することは可能ですか?
■ そして今、私はおしっこをしたい。
■ この技術はクラッシュ・オブ・クランで実装されましたね。
■ これはブラジルにも導入されてほしいです。
■ 一台欲しいです。どなたか製造しているところをご存じないでしょうか?
■ これぞ日本らしいというか、神々しいというか。
■ 日本は、西洋化せずに国を近代化する方法を知っている。
近代化≠西洋化なんだよ、みんな。 それがうまくいくことを示したいなら、日本を見ればいい。
つまり…そう、日本自体もヨーロッパやアメリカから多くの影響を受けている。しかし、彼らはまだ日本のアイデンティティを持っている。
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この放水銃のアイデアは本当に素晴らしいですね。しっかりと歴史的建造物を守るために創造力が発揮されていることにとても感銘を受けました。
一斉に放水されるその状況はとても迫力があり、エヴァンゲリオンのようだとコメントされる方がいましたが、分かる気がしました。
大切なものをしっかりと守ってくれている地元の方々にも感謝ですね。
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