日本は原子力発電がもたらす結果を知っている
高浜原発1号機の再開のニュースへの意見に海外が物議
福井県高浜町に位置する関西電力の高浜原発1号機が、12年ぶりに発送電を再開したことが報じられました。
高浜原発1号機は除廃炉を除いた国内最古の原発で、2011年の1月に定期検査のため運転を一時停止していました。しかし、その間に福島第一原発事故が起きてしまい、結果的に運転は長期間にわたり停止していました。
それから5年後の2016年、高浜原発1号機は新規制基準の審査に合格し、さらに、原則40年とされている運転期間の延長も許可されました。これを受け、関西電力は今年の7月28日午後3時、原子炉の起動に着手、運転を再開したのでした。
その1日後の29日朝には、核分裂が安定的に進行し「臨界」に達したことが確認され、ついに8月2日午後3時、発電と送電が再開されたのでした。問題が発見されない限り、今後の予定としては、8月28日から営業運転が再開される予定となっています。
さて、今回ご紹介するのは、民主党でドイツ連邦議会のフランク・シェフラー議員のこの日本での原発再開の記事について、SNSで意見を投稿された話題からになります。
その内容は「日本は原子力の利用において正しい道を進んでいる。私たちもやり方を変えるべきだ。 」というものであった為、ドイツ国民から様々な意見が飛び交っていました。
寄せられたコメントの一部をご紹介しますのでご覧下さい。
海外の反応
☺最古の原子力発電所を再稼働させることは、純粋に必要なことだ。彼らは愚かな使いに出ているのだ。
☺何のために？原子力エネルギーは依存と危険を生む。しかも、発電された電気は高価だ。原子力は彼らのようなロビイストにとって魅力的なだけだ。
☺間違い。原子力は依存と危険を減らす。原子力発電が増えれば、高い需要に対して供給が増えるため、発電した電力はまた安くなる。いわゆる自然エネルギーだけが、彼らのようなロビイストにとって魅力的なのだ。
☺間違いだ。原子力エネルギーは安全ではなく、人々を燃料棒供給者に依存させる。原子力発電は再生可能エネルギーよりも高価で、誰も原発を家に置きたがらない。最終処分場はなく、廃棄物は1万年間放射される。建設期間とコストは爆発的に増大する。原子力発電は再生可能エネルギーの妨げとなり、そのため電気料金が高くなる。
☺再生可能エネルギーも含め、あらゆるエネルギーには供給者が必要だ。原子力は再生可能エネルギーより安い。ただ、彼らは原発を望んでいない。彼らのような人はいない。最新の原子力発電所では、核廃棄物は過去のものとなっている。建設期間、コスト、メンテナンス、電気代はEEより安い。
☺依存することなく稼働。原子力発電は割高だ。原子力発電を望むのはあなただけです。この最新世代の原発は存在しない。EUの過去3つの原発のコストと建設期間をググってみてください。
☺規制緩和と官僚主義の大幅な縮小は、コストが下がり、市場経済を通じてエネルギー供給（ガス、石炭、石油、原子力など）を増やすことができるようにするために必要なことだ。ガスの輸入を抑えるためには、国内での採掘を恒久的に合法化しなければならないだろう。
☺日本はドイツほどひどい原子炉事故を起こしていない。
☺日本は津波に襲われ、その結果、原子炉の事故を防ぐことができた。だが、1人の男性が死亡した。
☺ドイツでは政治家の頭脳が残酷にメルトダウンしたが、彼らは今でも輝いている。
☺まず、どこで原子炉事故が起きたのか。チェルノブイリはウクライナだ。ひどい事故だった。核の雲はドイツまで来た。でも、そんなに賛成なら、実際に焼夷弾の棒を入れる穴を掘ればいい。光線ではありません。
☺今回は「ツイッターからの嘆き」のような叫びは書かない。 なぜまた「すべき」ということに落胆するのでしょうか？あなたと同僚に、やり方を変えるよう心して挑戦してください。 勇気を持ってください。やれ。立ち止まるな。
☺原発に対するこの永遠の愚痴！もうたくさんだ。
☺なぜかって？私たち以外、世界中がバカなんだ。
☺2016年に許可された条件は、大規模な修正の後、2023年にのみ満たすことができるというものだった。 彼らはまた、孤立した場所（例えば、バックアップとしてヨーロッパの電力網なし）であるため、まったく異なる圧力を持っていた！ 我々にとって、それはロールモデルになるべきではない…。
☺日本を模範とするのはかなり図々しいのでは？
☺日本人が経験から何も学んでいないから？福島原発の事故は、これまでに約1兆ユーロ（1,000,000,000,000）の費用がかかっている。オープンエンド。
それがイデオロギーでないなら、そのような姿を隠すだけでいい……。
☺日本は、原子力エネルギーにおける我々の偉大な模範である。そのためには大胆さが必要だ。
☺日本は正しい方向に進んでいる、特に政府支出という点では。しかしFDPは明白なことを見たくないか、認めたくないかのどちらかだ。送電網に再接続できる可能性のある最後の2～3基の原発に、大した影響もなくしがみつくこの言いようのない態度…。悲しいことだ。
☺原発反対派は過去に生き続けている。最新世代の原発は安全だ。最終処分場はもはや理由にはならない。チェルノブイリのような炉心溶融はもう起こっていないし、これからも起こらないだろう。
☺日本は多くのヒートポンプで暖房している。
☺ドイツのどこで、どのように、いつ、このようなことが起こるのでしょうか？最終処分場すら見つからないのに。
☺原子力は時代遅れの技術だ。
☺ドイツは今、正しい道を歩んでいる！
脱原発、脱化石エネルギー。
☺明らかな間違いであっても修正する必要があり、原子力発電の段階的廃止はそのような非常識な間違いの1つだった。
☺原子力発電は安全ではなく、非常に高価で、最終処分場の解決策もない。未来は自然エネルギーのものだ。エコロジーの観点からも、経済の観点からも。私たちの後に続く人々のためにも。そして、私たちがその拡大を管理するのです。
☺特に日本では、原発信仰がどこにつながっているのかがわかる。福島第一原発に直接つながっているのだ。
☺違う！
☺いや、そうだね！
☺台風によるドイツの原子力発電所への脅威もまた、現実のものとなっている……。
☺台風以外にも脅威はある。チェルノブイリが示したように、原子炉スタッフのミスでも十分起こりうる。いったん原子炉が制御不能になれば、もはや被害を抑えることはできない。
私はいかなる意見も否定しているわけではなく、かなりのリスクを指摘しているだけだ。ドイツでも過去に原子力発電所での大事故や軽微な事故があった。
☺なぜまた不必要に高い電気を作るのか？
☺次の原発事故では、誰もがまた悲鳴を上げるだろう。
☺代わりにライン川を掘り返すのはどうだ？それは少なくとも賢明な提案だ。
☺日本は原子力発電がもたらす結果を知っている。 このような経験をしなくても十分やっていける。
☺原発を再稼働させる理由はない。
特に日本では。
その逆だ。
☺違う！現在の原子力発電所を再稼働させ、新たな原子力発電所を建設することを提唱する十分な理由がある。日本にもある。彼らの主張とは正反対だ。
☺国内最古の原子炉の再稼働は常に賢明。何が問題なのか？
☺これは、前回の福島原発事故後の政府の国民に対する無謀さを示している。
ふむ、発電所の安全性に常に問題があり、関西電力も不祥事を複数抱えているため、多くの人から懐疑的に見られているという事実に対する抗議や訴訟などは無視することにしよう。
☺洞窟の中で薪をくべながら、昔のテクニックを参考にすることも必要だと思う。
☺日本で原発事故の責任を取って腹を切った人はいるのだろうか？
☺それも正しい方法ではない。正しい方法とは、資源を消費せず、危険な残留物を出さずに機能するものでしかありえない。 まだあまり世の中に出回っていないよね？
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一部の人々はこの再開を支持しているようですが、他の一部はその危険性や経済的な問題を指摘していました。
原子力発電についての意見は予想通り真っ二つに分かれましたが、それぞれの見解が深く、尊重されるべきものなのかなとも思えました。
理想は最後のコメントにもありましたが、資源を消費せず、危険な残留物を出さずに機能するものでしょうから、早くそんなハッピーな時代になればいいなと切望します。
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